道で拾ったカメの餌がしりたい

鶴は千年亀は万年といいますが,亀ってどれくらい長生きするのでしょうね。
というわけで,亀を飼っている人に限らず,何か生き物を拾ってきたとき(何も拾ってきたときに限定するつもりはないので,もらったり,買ったりというのは当然含みます)に世話をしようとするときに一番気がかりなのが,エサですよね。そんな時は図書館へ。
回答を引用します。

カメの餌・・・魚の切ったもの、シラスボシや煮干を水につけてやわらかくしたもの。
カメは、夏はたくさん食べるが、冬はほとんど食べない。
量は、朝与えて、夕方残るぐらいの量を目安にする。

http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000037041

動物図鑑や,ペットの飼い方の本は小さな図書館でも全くない資料ではないでしょう。見つからなければ,カウンターで聞いてみましょう。「他にはありませんか?」「コレより新しいの出ていないですか?」などなど。蔵書として持っていなくても,図書館同士のネットワークで解決できます。相互貸借の制度もあります。見つからなければあきらめる,というのではなく見つからなければ見つけてもらいましょう。
事例の書き方として,できれば,どの部分が引用なのか,あるいは,どの部分を元にまとめた記述なのか,というのがわかるとよりよいものになると思います。
事例作成日が1985年度20年ほど前なのですが,今でもそれほど遜色ない回答です(20年で亀の飼い方が劇的に変化したとは思えません)。85年当時のレファレンスに,亀のエサを知りたい利用者がいて,資料を提供した,という事実がこれでわかります。これだけでも,十分な価値を持ちます。何年も前から,図書館は利用者へ資料を提供してきたのだという事実が見えるのです。
さて,余談。
nachumeの実家には亀がいます。20年以上生きてます。祖父がずっと面倒を見ていたのですが,祖父が亡くなった後は,両親が面倒を見ています。実家の亀は慣れたもので,人間が近づくと頭をにょきっと出してこっちを見ます。エサをくれるのかと思っているみたいです。亀なのに(いや,いいんですけどね)。こういってはなんですが,にょきっと顔を出す様子はあんまりかわいいとは思いません……。面白いなぁとは思いますけど。
ちなみに,亀は今は冬なので,冬眠中です(厳密には冬眠とはいわないんでしょうが)。枯葉を水槽(というのかな。コンクリートで囲った手作りのヤツがあるのです)に詰め込んで,上からふたをしてお休みなさい,と。春になったら再び亀を起こします。何年生きるんでしょうねぇ……。
あんまりレファレンス事例をほめていないような気もしますが,実家の亀を思い出すくらいにほめていますよ! 伝わりにくいかも,というのは否めません。