2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

交通事故の保険料が男性か女性かによって差があるようだが、これは何によるのか。

寒くなりましたね。今回は交通事故の保険金に関するレファレンス事例です。交通事故に関するさまざまな資料は,公共図書館でも探している人をよく見かけますが,今回のポイントはキーワードを的確に設定できるか,です。 まずは回答と回答プロセスです。 <…

2007年1月26日に安倍晋三総理大臣による施政方針演説があったが、その結びで「出来難き事を好んで之を勤るの心」という福沢諭吉の言葉を引用している。その出典について知りたい。

施政方針演説は通常1月に招集される通常国会の冒頭で,政府の政策指針や重要政策を述べる演説です。この施政方針演説は総理大臣個人の考え方を表明する所信表明演説とは異なります。 質問自体は,言葉の出典調査ということで,よくあるタイプのレファレンス…

北海道か東北地方の民話の本を探している。ある村の予言者(巫女?)の占いに従って、愛し合っている若者と娘を殺したところ、二人のたたりなのか、村が滅びてしまう話があったことを覚えている。以前葛飾区の図書館で読んだ記憶がある。

「こんなあらすじだったんだけど……」というレファレンスを一般に「ストーリーレファレンス」と呼びます。なかなかうまいこと資料を探すことができないことが多いタイプの質問です。だから見つかると殊更嬉しいのですが……。 今回紹介する事例は,うまく見つか…

杉田玄白の「耄耋独語」(ぼうてつどくご)の原文を活字本で読みたい。『日本の名著 22 杉田玄白他』(芳賀徹責任編集、中央公論社刊)には現代語訳が掲載されているが、原文を読みたい。

「耄耋独語」は杉田玄白のエッセイです。「耄耋」は老人の意です。杉田玄白といえば解体新書とセットで名前が出てくることが多いのですが,玄白はまた一方で,蘭学についてのあれこれを書き残そうと「蘭学事始」などの手記も残しています。自分が亡くなった…

参加館通信でのインタビュー記事(その2)

前回に引き続き,レファレンス協同データベースの参加館向けに配信されている「参加館通信」というメール版ニュースレターに載ったインタビュー部分の後半です。 もと記事の書誌事項は レファレンス協同データベース事業 参加館通信(第76号[2007.10.1]) / …

参加館通信でのインタビュー記事(その1)

レファレンス協同データベースには,参加館通信というメール版ニュースレターがあるのですが,以前話題にしましたが,この「レファ協ほめまくり」が取り上げられたことがあります。約1か月ほど前に配信されたものですが,ブログに載せてもいいよ,と言われま…

ゆるい法律(刑法)の本,ありますか?

レファレンスカウンターで「ゆるい本」といわれたら……。「??……ゆるい本?」と一瞬間があくはずです。そんな時のために(あるのか?),事前準備をしておきましょう。 回答と回答プロセスです。 <回答> 下記の図書がヒットし,案内した。 実際に「ゆるい…