銀行がどんなカレンダーを作っているのか見ることができる資料はないか。

もう1月も終わりですね。月めくりのカレンダーであれば,1枚めくることになります。
今回紹介するのは,カレンダーについてです。しかも銀行の作成するカレンダーというもの。なかなかツボな事例だと思います。毎年12月になると,銀行に限らず多くの事業所,団体などでカレンダーを作成し,配布するという光景が見られます。それぞれに特徴があって,比べるとなかなかおもしろいですよね。nachumeは数字が大きければあまりこだわらないのですが,中にはデザイン重視ということでもらい物のカレンダーは使わないなんて人もいるみたいです。
閑話休題。回答を引用します。

「金融ジャーナル」(金融ジャーナル社)の毎年1月号に、「金融機関誌上カレンダー展」という特集が組まれており、カレンダーの写真が掲載されている。ただし、すべての銀行ものが掲載されているわけではない、と回答した。

http://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000003932

この事例ではプロセスが書かれていないのですが,おそらく何に載っているのか知っていたのでしょう。それほど悩むことなく「金融ジャーナル」を提供しています。この事例提供館は専門図書館である銀行図書館ですので,その辺は詳しいのでしょう。
銀行がつくったカレンダーを一覧したいという事に対して,意外と何を使って調べたらいいのか,と迷うことが多いのではないでしょうか。nachumeも最初に何をみたらいいのか迷いました。インターネットで「金融機関 カレンダー (比較 or 一覧)」などと入れても,金融関係のスケジュールを載せているサイトが多く,目当ての情報に思うように,たどり着けません。
そんな時にダメ元で試してみたいのが,雑誌記事索引です。大宅壮一雑誌記事索引や,国立国会図書館雑誌記事索引が定番です。先ほどと似たようなキーワードで,データベースを引いてみると,大宅壮一雑誌記事索引では思うようにヒットしませんでした。国立国会図書館雑誌記事索引では,金融ジャーナルの記事がヒットします。単行書にならないが,ピンポイントで役立つ情報がが雑誌記事です。ネットで検索してうまく行かないときは,試してみたいもの。レファレンス・ライブラリアンの情報探索術としては,むしろネットで検索する前に,試してみたいもの,と言うこともできましょう。
簡単に見えてなかなか回答に至までが難しいレファレンスだと思います。銀行図書館はこのように勉強になる事例をたくさん提供しています。次回もなにか紹介したいなと思っています。